【'26/6】②日経暴落で明電舎が逆指値発動。「損小」を貫けた一週間

【'26/6】②日経暴落で明電舎が逆指値発動。「損小」を貫けた一週間

今週の相場格言

『見切り千両、損切り万両』

【Stock With流の解説】 含み損になった銘柄を、感情に流されずスパッと切れる判断には「千両」、いやそれ以上の「万両」の価値がある、という有名な投資格言です。利益を取ることより損を抑えることの方が遥かに難しい、と先人たちが口を揃えていうのは、人間心理がいかに「お祈り」に走りやすいかを表しています。

今週は、日経平均が-2,563円という歴史的暴落に見舞われた中、ウォッチリストから入った明電舎が逆指値にきっちりタッチして自動損切りされました。約21,000円の損失は痛いですが、1月の日産で「2日遅れて投げ売り」した苦い記憶を思えば、ルール通りに切れたという意味では大きな前進です。今回は、この「機械的損切りの勝利」をテーマに書いてみます。

今週の相場振り返り:歴史的「-2,563円」の月曜日

みなさん、今週もお疲れ様でした! 月曜日、画面開いた瞬間に絶句しましたよね…。

日経平均:6/8(月)終値 64,024円、前週末比-2,563円(過去5番目の下げ幅)

きっかけは、先週末に発表された米5月雇用統計が市場予想を上回ったこと。「これは利下げ遠のいたな…」という観測が一気に広がり、米国株が崩れたところに為替の動きも加わって、週初の日本株が総崩れ、という流れでした。

火曜以降は徐々に値を戻していきましたが、序盤の衝撃が大きすぎて、ウォッチリストや既存ポジションを総点検する一週間になりました。

今週のMyトレード:明電舎、逆指値発動

先週のウォッチリストにあった明電舎(6508)ですが、エントリー後、月曜日の歴史的暴落をモロに食らって逆指値ラインにタッチ。-21,000円の損失で自動的に手仕舞いとなりました。

なぜこの損切りを「成功」と呼ぶのか

数字だけ見れば、これは負けトレードです。でも、僕の中ではこれは紛れもなく「ルール通りに動けた成功例」だと思っています。

理由は、1月の日産事件との対比です。あの時、僕は「移動平均線を割ったら損切り」というルールを自分で書いておきながら、いざその瞬間が来た時に「明日には戻るかも」とお祈りして2日も切るのを遅らせ、傷を倍以上に広げました。

今回は違います。エントリーと同時に逆指値を機械的にセットしておいたので、自分の感情が入り込む余地がなかった。月曜の暴落でメンタルが揺らぐ前に、淡々と決済されたんです。

僕の指針である損小利大は、こういう「損を小さく抑える仕組み化」を積み重ねた先にしかないはず。21,000円は授業料というには重いですが、「2日遅れの-4万円」よりは、はるかに健全な負け方ができました。反面教師としての日産が、ようやく活きたという感覚です。

反省点もある

とはいえ、エントリー自体が雇用統計発表の直前というタイミングだったのは、正直よくありませんでした。「重要指標・決算の直前にポジションを取らない」は、今後の反省ですね。チャート的に良くても、マクロイベント直前のエントリーはリスク対比でリターンが見合いません。

ウォッチリスト

SHIFT:直近の下値支持ラインを試している局面。反発を確認してからのエントリーで十分。

JT:高配当組の安定感。暴落でも下げ幅が限定的だったのが印象的でした。インカム狙いの押し目候補として継続観察。

三井住友トラスト(8309):金利上昇シナリオに乗るならこのあたり。雇用統計を受けてFRBの利下げが遠のくなら、日本の金利環境もより読みやすくなります。

東映アニメーション(4816):明確なエントリーポイントが見えるまで様子見継続。

今週のニュースと所感

米データセンター建設、予定より大幅遅れ

アルファベットが800億ドル(約12.8兆円)の増資を計画するなど、米テック大手はデータセンター投資にとんでもない金額をぶっ込んでいます。一方でJPモルガンの分析によると、2027年完成予定のデータセンター容量の60%超がまだ未着工、さらに7%は遅延中だそうです。電力供給、許認可、サプライチェーン…ボトルネックが各所に積み上がっている、と。

「投資します!」と「実際に稼働します!」の間には、想像以上のギャップがある。今のようにボラが高い相場では、発表と実態のズレで急騰・急落が起きやすいので、AI関連の派手なニュースに飛び乗らないようにしたいですね。

「HALO投資」というテーマ、三菱重工に注目

HALO=Heavy Assets, Low Obsolescence(重厚資産・低陳腐化)」というテーマが、プロ投資家の間で静かに広がっているそうです。要はAIに仕事を奪われない、物理的に代替不可能な企業への投資。

その代表格が三菱重工。AIによる電力需要爆発で発電用ガスタービンが飛ぶように売れていて、業績は絶好調。受注残は約13兆円、事業利益率とROEの目標を1年前倒しで達成、というえぐい数字が並んでいます。

AI銘柄一辺倒のポートフォリオを組んでいる人ほど、**「AIに仕事を奪われない側」**をサテライト枠として持っておくのは合理的だなと。三菱重工、買おっかな…。

日経平均-2,563円(過去5番目の下げ幅)

月曜のあれです。冷静になってみれば、こういう急落は数年に一度くらいの頻度で起きること。焦って投げ売りせず、むしろインデックスを淡々と買い増す機会として捉えたいです。ただし、その場合も逆指値の設定はセットで。今回の明電舎が示した通り、暴落耐性は「仕組み」で作るもので、根性ではないと改めて感じました。

米スターバックスが日本事業の売却を検討(4,000〜5,000億円規模)

これは意外なニュース。日本のスタバって店舗数約2,100店、9割が直営で直近第2四半期も「極めて好調」ってCEOがコメントしたばかり。なのに、なぜ売る?

中国事業をPEファンドに売却したのが今年4月で、そこから2か月で日本も売却検討。グローバルで身軽になりたい戦略があるんでしょうが、好調な事業から先に切り出す意図がいまいち掴めません。日本事業のIPOも選択肢に入っているそうなので、もし上場するなら個人投資家としては面白い題材になりそう。続報待ちです。

編集後記

含み損は気持ちのいいものじゃないですが、「ルール通りに損を確定できた」という意味では、僕としては前進した一週間でした。

1月の日産から半年。あの時に書いた「割ったら切る、機械のように徹する」が、ようやく実行レベルに落ちてきた実感があります。損小利大は、決意ではなく仕組みで作るもの。来週からもエントリーの瞬間に逆指値をセットする習慣を、絶対に崩さずにいきたいです。

来週もぼちぼち頑張りましょう!コメント等はDMまで!

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