【'26/6】①損小利大を実践!信越でしっかり利確、クボタは即・損切り

【'26/6】①損小利大を実践!信越でしっかり利確、クボタは即・損切り

※投資助言ではなく、あくまで僕の意見をただ連ねているだけなのでご了承ください!

今週の相場格言

『見切り千両、損切り万両』

【Stock With流の解説】 ダメだと思った時に思い切って手放す「見切り」には千両の価値がある。そして、ルール通りに迷わず損を切る「損切り」には、その先の大損を防ぐという意味でさらに万両の価値がある——という格言です。

正直、僕はこの格言を身をもって痛感しています。今年1月、日産で「明日には戻るかも」とお祈りした結果、損切りが2日遅れて傷口を広げた、あの大敗です。そして今週、まさにこの教訓を活かせた取引ができました。詳しくはMyトレードで!

今週の相場振り返り

今週もお疲れ様でした。相場は、再び「最高値更新」の文字が目立つ強い1週間でした。ただ、中身を見ると上昇の主役はやはり半導体・AI関連で、「全体が強い」というより「一部が指数を吊り上げている」という印象が拭えません(このあたりはニュース欄で深掘りします)。

地合いとしては、中東(イラン情勢)の長期化で原油高が続き、ボラティリティはやや高めのまま。そして週末金曜、相場の空気を決定づけたのが米5月雇用統計でした。非農業部門雇用者数が+17.2万人と市場予想を大きく上回り、労働市場の底堅さが確認されたことで、FRBの利下げ観測は後退。むしろ「年内利上げ」の声まで出てきています。詳細はニュース欄で。

今週のMyトレード:損小利大、これが理想形

今週は2銘柄を手仕舞いしました。結果はこちらです。

信越化学工業(4063):20株を利確(+8,780円) 半導体材料の本命として握っていた信越を、しっかり利が乗ったところで利確できました。狙ったところで取れた、気持ちのいい利確です。

クボタ(6326):100株を損切り(−2,970円) 一方のクボタは、伸び悩んだところでルール通りに小さく損切り。−3,000円弱で切れたのは上出来です。

この2つを並べると、「利益は大きく、損は小さく」=損小利大という、スイングトレードの理想形になりました。これが本当に嬉しい。

正直に言えば、クボタはもう少し粘っていれば利益を狙えた形ではありました。でもそれは完全に結果論。あの局面で「戻るかも」と祈らず、機械的に小さく切れた——という事実こそ、今週いちばん自分を褒めたいポイントです。1月の日産で誓った「割ったら切る。感情とプライドは捨てる」を、ちゃんと実行できました。リハビリ、また一歩前進です。

来週への仕込み:監視銘柄の整理

来週に向けて見ている銘柄を、シンプルに整理しておきます。

SHIFT:700円の終値維持が生命線

チャートは、出来高を伴って一旦785円付近まで噴いた後の押し(直近の陰線)。出来高の増加は本物の買いが入った証拠で、形そのものは悪くありません。ただ、この押しで700円を終値で維持できるかが勝負どころ。ここを割ったら、今回の上抜けは「ダマシ」と判定し、そのまま損切りラインに使います。

JT:様子見が正解

JTはそもそも、チャートの戻りの速さ(反発力)で稼ぐ銘柄ではなく、配当利回りでじっくり持つ性格の株。スイング目線なら、ここは見送りで妥当です。

ここからは、来週本命として狙っている2銘柄を、「なぜ上がっているか/何で終わるか」で整理します。

明電舎(6508):データセンター×重電の本命 年初の6,000円台から9,500円超まで、力強い上昇です。

  • なぜ上がっているか:データセンター・AI向けの電力需要とインフラ更新で、変圧器・受配電機器など重電が需給逼迫。第1四半期もBCPやデータセンター向け投資が業績を後押しし、営業利益は+26.1%の大幅増益。中計では発電システムの生産能力を1.5倍に引き上げる方針です。
  • 何で終わるか:最大の注意点は、会社計画で来期(27年3月期)が減益見通しだということ。増益モメンタムが一服しかけています。指標面でもやや割高で、電力インフラは人気テーマとして需給で買われている面が強い。データセンター投資の減速報道・変圧器の供給制約緩和・円高・全体相場の調整が剥落のトリガーになり得ます。
  • 崩れたと判断する1行:「データセンター需要の鈍化観測+直近安値割れ」が出たら撤退。

三井住友トラスト(8309):金利上昇の本命

  • なぜ上がっているか:日銀の正常化(金利上昇)で利ざやが改善し、銀行・信託の収益が拡大。第3四半期は純利益+18.0%の増収増益で増配も予定。株主還元の強化(増配・自社株買い・政策保有株の縮減)と、PBR改善要請に沿った資本効率向上も追い風です。
  • 何で終わるか:最大の注意点は、金利のピークアウト/日銀のハト派転換・利下げ観測。銀行・金利テーマは「金利が上がる物語」で買われているので、ここが崩れると一斉に巻き戻ります。景気後退による信用コスト増も警戒。なお、直近で株式分割を実施しているので、取得単価・株数の扱いには注意します。
  • 崩れたと判断する1行:「利下げ観測の台頭+移動平均線割れ」が出たら撤退。

明電舎も三井住友トラストも、「テーマで強いものに素直に順張り」で、過去に僕がやらかした「落ちるナイフ掴み」より構造的にはずっと良い買い方です。ただテーマ株の弱点は、天井圏で飛びつくと反落が速いこと。塩漬けの歴史を繰り返さないために、エントリー前に「この上昇の前提が崩れたと判断する価格・事象」を上の通り1行で言語化してから入ります。これ、絶対ルールにします。

今週のニュースと投資戦略

今週Notionに溜めた記事を、サクッと解説していきます。

「株価最高値更新」をどう捉えるか(投資のそもそも論)

「最高値更新」が大きく報じられること自体が、実は日本的なんだそうです。主要国の株価指数は名目GDPの拡大に沿って基本的に右肩上がりなので、海外では最高値更新はいちいちニュースになりません。日本でニュースになるのは、1990年代以降の長い停滞で「指数は上がるのが普通」という感覚が失われたから——という、なるほどの視点でした。 僕の感想:とはいえ今の最高値は、半導体だけが吊り上げている面が強いなあと感じます。良いか悪いかは別として、指数の強さ=経済全体の強さ、と単純に受け取らない方が良さそうです。

NVIDIA、ノートPC向け「RTX Spark」発表

MediaTekと共同開発したArmベースSoCで、ノートPC上で大規模言語モデルをローカル実行できるチップ。AdobeもPhotoshop・Premiereを最適化するとのこと。 僕の感想ローカルでAIを動かすのが普通になっていきそうですね。この流れに乗る銘柄、今のうちに仕込んでおきたい気もしています。

アンソロピック、上場申請

AI大手の上場ラッシュの号砲、という位置づけ。注目は、同社がPublic Benefit Corporation(PBC)で、上場後も外部の専門家集団が取締役の過半を選任する独特なガバナンスを維持する点。「安全なAIの旗手」という使命と、上場企業としての成長義務をどう両立させるかが論点です。 僕の感想研究者発のスタートアップが、これからのテックイノベーションの典型になっていくと思います。乗り遅れたと思っても、いつからでも遅くない。

経営コンサルの倒産が過去最多ペース(AIで淘汰加速)

帝国データバンクによると、26年1〜5月の倒産・休廃業は前年同期比11%増。生成AIが資料作成や分析、低専門の研修コンテンツを代替し、「代行業」依存の事業者が目立って破綻しているとのこと。 僕の感想:上のNVIDIA・アンソロピックと地続きの話ですね。AIは新しい勝ち組を生む一方で、はっきり負け組も生む。投資でも「AIに食われる側」を避ける視点が要りそうです。

PayPay、T&Dフィナンシャル生命を1343億円で子会社化

決済から資産形成・資産運用、そして生保まで取り込む「包括金融」狙い。7400万人超のユーザー基盤×デジタルで、生保事業を拡大する構想です。 僕の感想生命保険が最近のホットトピックなの、なんでだろう?というのが正直な疑問。僕の推測ですが、巨大な顧客基盤を「囲い込む」のに、長期契約で関係が続く生保は相性が良いんだと思います。決済→投資→保険と握れば、顧客はもう離れられない、と。

カリフォルニア大学で「中学数学を教え直す」異常事態

STEM教員1000人超が、SAT/ACTの数学スコア提出復活を求める公開書簡を出した、というニュース。テスト提出義務の廃止後、基礎学力不足の学生が激増し、AIを使った自己アピール文(エッセイ)の横行で選考が機能不全に陥っているとのこと。 僕の感想:株とは直接関係ないですが面白い。推薦・GPA偏重は学力格差を生むよなあと。何事もバランスが大事ですね。

米5月雇用統計:+17.2万人、失業率4.3%

3カ月連続の堅調で、市場予想を大きく上回る結果。労働市場が勢いを取り戻し、FRBが金利を据え置く余地が広がったとの見方。一部では年内利上げ観測まで浮上しています。FOMCは16〜17日。 僕の感想:これは僕の保有・監視銘柄に直結します。利下げ観測の後退は三井住友トラストには追い風、一方で金利・為替の振れは要警戒。FOMCまでは大きなポジションは慎重にいきます。

編集後記

今週は何より、損小利大を実機で実践できたことに尽きます。1月に日産でお祈りトレードをやらかした自分から見れば、クボタを淡々と小さく切れたのは大きな成長。格言通り、「見切り」と「損切り」にちゃんと価値を払えた1週間でした。

来週は、SHIFTの700円ラインと、明電舎・三井住友トラストの仕込みタイミングに注目していきます。エントリー前の「1行ルール」、守りますよ。

それでは、来週も相場の波を乗りこなしていきましょー!!コメント等はDMまで!

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